海近がいいけど塩害が心配。原因と対策2

2020.04.16

外壁の劣化

潮風を受ける場所では外壁は通常よりも早く劣化してしまいます。金属製の部分にはサビが出やすいので、壁に使う素材には十分に注意しなければいけません。

外壁についた塩は定期的に水で流すことになります。そのため外壁が水洗いしやすく、ブラシなどで擦っても傷つきにくい素材であることが望ましいです。

また外壁についた塩のかたまりは、木材からでるヤニに付着すると取ることが難しいので、普段からこまめにチェックしておく必要があります。

自動車などの塩害

自動車・バイク・自転車、またアウトドア用品も、塩害を受けやすい。こまめな洗車は欠かせませんが、もし可能であれば、塩が付きにくいようにビルトインガレージを検討することをおすすめします。

ポストや表札の劣化

金属でできている部材は潮風によって錆ついてきます。例えばポスト。場合によっては錆で鍵がまわらなくなってしまうこともあります。門扉なども同様に、錆で機能しなくなる恐れがあります。

換気扇の塩害対策

建物内部への塩の進入を抑えるため、換気口は海側と反対側に設けるよう配慮します。通気口内部には除塩フィルターを設置することも有効。1種換気(給気も換気も機械式)によって、給排気口を1ケ所にまとめるのも効果的です。

電気機器の換気口でも同じく、盤内部へ塩分を防ぐために除塩フィルターを設置したり、可能であれば換気口が海側と反対側になるよう機器を配置できると望ましいです。

照明器具の劣化

屋外に設置する照明器具も、沿岸部に近い場合は塩害対策品を採用する方がよい。

軒下など雨ざらしにならない場所に設置すると、とくに腐食が進行しやすいので、注意。

照明器具を取り付けている際についた傷からも腐食が進行するケースが多く、より丁寧な施工をすること。また器具本体だけでなく、ボルトや支持金具などにも傷がつかないように注意しなければいけない。

窓ガラスの白化

金属素材でなくても塩による影響はあります。例えば窓がガラス。潮風にのって塩が飛んでくるので、窓ガラスはすぐに白くなってしまいます。とくに軒下など雨ざらしにならない場所では、定期的な窓拭きが欠かせません。

また砂浜が近くにある場合は、塩だけでなく砂も飛んできます。たとえ気密性の高いアルミサッシでも、どこからともなく砂は家の中に入り込んできて、イライラ。掃き出し窓のレールには、どうしても砂がたまるので定期的な掃除が欠かせません。

 洗濯物への配慮

潮風が吹く場所では、洗濯物を長く干しておくとベタッと生乾きのような状態になってしまいます。そのため早朝に洗濯物を干して、サッと昼頃には取り込むことになります。

屋外に干さなくてよいように、浴室乾燥機を採用したり、サンルームをつくることができると洗濯物問題は解決されますね。

植木の塩害

潮風が通る場所で植物を育てていると葉っぱが変色して枯れてしまいます。海辺付近にて植物を育てる場合は、どのような品種を育てるか、どのような環境とするか、工夫が必要になります。

定期的な洗浄が大切

建物まわりについた塩は定期的に洗い流しましょう。ホースなどを使って水をかけて、柔らかいブラシでキレイに落としましょう。

高圧洗浄機を使う場合は、外壁や塗装が痛まないように注意です。

塩害は建物の各所に影響を及ぼします。信頼できる建築士によく意見を聞きながら、家づくりを進めましょう。


お読みいただいてありがとうございました!

※このブログの内容は、あくまで個人の経験にもとづくものであり、正確な情報は担当の設計士に確認するようお願いします!

邸宅巣箱スタッフ一同