前職での大規模施設の設計に携わる間も、どこか心のなかにあった「住宅のようなヒューマンスケールに近い設計をしてみたい」という想い。そして担当案件を完遂させた末、住宅や保育園の設計で著名な手塚貴晴・由比の元で働きはじめました。そこは常時20個以上のプロジェクト(
屋根の家・
ふじようちえんなどの設計で有名)が進行する勢いある設計事務所。そこで
海風の家やH邸などの住宅、児童施設からその家具製作、ふじようちえんの第Ⅳ期工事まで、怒涛の日々を過ごしました。その中で、細部に至るまでこだわり抜いた設計を学び、職人ととことん話し合って質の高い建物をつくってきました。この手塚建築研究所での日々が、現在の自身を支える設計スキルと姿勢の血肉となっています。