逗子葉山周辺001

庭園緑地の邸宅

東京近郊、約1,000㎡の敷地に計画された戸建住宅。都市と自然の接点に位置し、東側には隣家が接して都市的スケールを示す一方、西側には雑木林が広がり、自然の密度を感じさせる。四方に異なるキャラクターをもつこの周辺環境に応答し、5つの個室ボリュームを丁寧に配置。そのあいだに庭を挿入することで、「開放感」と「親密さ」のバランスを調整した。ボリュームに囲まれた中央のスペースにはリビングダイニングを設け、上部にはそれらをまたぐように大梁を架け、その梁上に立てた束が屋根を支持しつつ、吹き抜けを形成している。空と光を導くこの垂直の抜けが「開放感」を、構造の量感が「親密さ」を生み出す。都市と自然の境界において、内と外、建築と環境の関係を再定義する構成である。

主要用途:一戸建ての住宅
建築種別:新築
構造種別:木造
敷地面積:1057.1㎡
延床面積:214.68㎡
竣工年月:2023/04
意匠設計:邸宅巣箱+五十嵐悠々介建築事務所
構造設計:yasuhiro kaneda STRUCTURE
施工会社:大同工業
建築写真:根本健太郎,原田教正