邸宅巣箱
資料請求

埋蔵地で家をたてる!回避したい3つの計画〈試掘編〉

2018.07.19

​​​埋蔵文化財包蔵地とはなんだ?

鎌倉市には、地中に埋まっている遺跡がたくさんあって、鎌倉の歴史や昔の人々の生活を知る貴重な手がかりであり、工事で破壊されると元には戻せません。これらの遺跡を保護するため、文化財保護法で必要な手続きが定められてます、、、云々。
-鎌倉市教育委員会 文化財部文化財課の配布資料より抜粋

この文化財が埋まっている可能性のある地域が、「埋蔵文化財包蔵地」なのです!!!

↑平成30年現在。新しく遺跡が発見されたら描きかわります。必ず最新情報を入手してください!

 

​​​埋蔵文化財包蔵地で家をたてよう!

さて、まず鎌倉市の埋蔵文化財包蔵地に該当する敷地で家をたてる場合は、鎌倉市役所の4階にある文化財課窓口に相談にゆきます。鎌倉駅西口より徒歩5分。

職員さんに相談するときに必要なおもな資料は、
・建設地(住宅地図)
・建物基礎がどのくらいの大きさになりそうか?(平面図)
・建物基礎がどのくらいの深さになりそうか? (立面図)
・杭基礎や地盤改良が必要か?

つまり工事で遺構が破壊されてしまわないか確認するのが狙い。

土をどのくらい掘るのかがわかる情報が必要なわけです。

そして、もし建物基礎の下に文化財が埋まっていたとしても、工事で破壊されなければそのうえに建物をたててOK!

建物基礎がどのくらいのボリュームになりそうか?というのは、地盤調査データと建物のだいたいどのくらいの大きさになりそうかわかれば、設計士ならおおよそ予想がつくので、相談してみるとよいでしょう。

近隣で遺構が出土している前例があると、職員さんから「近隣の土地で地面から80cm堀ったところで、遺構が出土しているよ。」などといった情報がもらえるので、積極的に聞いてみるとよいでしょう。計画敷地の意向の有無がかなり予想しやすくなります。

 

そして新しく家を建てるときに、掘削で遺跡がでてくる可能性があるなど、行政が判断で試掘調査(試し堀り)が求められることがあります!
試掘を自費でやることもできますが、そんな資金は潤沢にあるわけでないし、、、と。

※地面から60cmぐらい掘る計画でも試掘が必要と判断される可能性が高いので注意です!

​​​試掘調査って何するの?

そしてこの試掘も簡単ではない!!!!
新築計画で掘る予定の深さまで、2m×3m程度の範囲で試しに掘ってみるのです。
そこで遺構が出土したら、、、本調査決定です。。。
遺構が出土しなかったら、、、本調査はナシで「鎌倉市職員立ち合いのチェックのもと掘削するように」、もしくは「気をつけて掘削するように」という指導がでると思われます。

さて、では試掘調査ってどうやって進めればいいの?

まず一般的な住宅であれば、試掘調査は基本的に鎌倉市でやってもらえます。
(※大きい土地やマンションなどの事業案件は自主調査になる場合もある)

鎌倉市でやってくれるなら、よかった、、、と思うも、じつはこの試掘調査、
たいがい申し込みが殺到していて、場合によっては2~3ヶ月待ちというのも珍しくありません。

試掘調査を自費でやることもできますが、そんな資金は潤沢にあるわけでないし、、、
かといって、2~3ヶ月もスケジュールを延ばすこともできないし、、、

では試掘調査はどうしたら回避できるのでしょうか???

 

試掘調査を回避するポイント

それには単純明快、土をできるだけ掘らないように、計画を工夫すること!

下記の①~③のような、掘削量が多くなる計画を避けることが重要です。

①3階建ての家の場合
3階建ての家は重い。 ⇒建物を支えるために地盤補強しなければいけない可能性が高い。 ⇒とすると地盤改良のため、土をたくさん掘削しなければいけなくなる。 ⇒試掘が求められる可能性が高くなる。

②軟弱地盤のうえに建つ家の場合
地盤が弱い。 ⇒建物を支えるために地盤補強しなければいけない可能性が高い。 ⇒とすると地盤補強のため、土地をたくさん掘削しなければいけなくなる。 ⇒試掘が求められる可能性が高くなる。

③鉄筋コンクリート造の家の場合
鉄筋コンクリート造の家はとても重い。 ⇒建物を支えるために地盤補強しなければいけない可能性が高い。 ⇒とすると杭基礎などのため、土をたくさん掘削しなければいけなくなる。 ⇒試掘が求められる可能性が高くなる。

このあたりになると話は非常に専門的になります。
埋蔵文化財包蔵地の土地を買おうか迷われてる、埋蔵文化財包蔵地の土地できちんと家が建つか心配、という方は、ぜひお知り合いの設計士に相談してみましょう。

われわれも埋蔵文化財について無料相談をお受けしております。

下記のリンクよりドシドシご連絡くださいませ!!!

お読みいただいてありがとうございました!

さて次回ブログでは本調査についてまとめていきます。

※このブログの内容は、あくまで個人見解にもとづくものであり、正確な情報は必ず市役所など行政機関に確認するようお願いします!

邸宅巣箱 はやさかなおき